On Mana City
4th September 2026
by Soya

首都高速を走るカリーナの中、視界の端を横切る青いビル群にも表情があった。ツンとすましたヤツ、利口そうな奴、寂しそうなやつ。走行音に紛れて、友達が教えてくれたBruno BerleのMPBが流れてる。
回想は、この街で出会った人達のことをなぞった。なんでもない瞬間だけが走馬灯みたい。
ミディコンを叩く慣れない指先、
外せないティファニーのピアス、
ファインダーを覗く冴えた眼、
息を殺して震える肩、
みんなそれぞれの景色の中で生きていて、垣間見たイメージは全部綺麗だった。


均されていく街にも私性があって、そんな当たり前のことをやりたい。